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診療科のご案内
整形外科・脊椎外科のご案内
診療内容と特徴
当院脊椎センターでは、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症などの腰椎疾患や、頚椎椎間板ヘルニアや頚椎後縦靱帯骨化症などの頚椎疾患を扱っています。また脊柱側弯症・後弯症など重度脊柱変形の治療も行っております。
我々のセンターでは、低侵襲な(体にやさしい)手術的治療を行っており、顕微鏡や内視鏡の手術手技への応用を早くから行っております。皮膚や筋肉を切る範囲が小さくなり、手術翌日からの歩行が可能で術後の入院期間も大幅に短縮できます。
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▼ 当センターのトピックス
1. 脊椎の内視鏡視下手術
2. 腰椎椎間板ヘルニアに対する内視鏡視下ヘルニア摘出術 (MED)
3. 腰部脊柱管狭窄症に対する顕微鏡視下手術 (片側進入両側除圧術)
4. 脊椎圧迫骨折に対する人工骨セメント充填術 (椎体形成術)
5. 腰部脊柱変形に対する低侵襲な腰椎椎体間固定術 (TLIF)
6. 頚椎に対する低侵襲性除圧術

取扱い疾患など
腰椎は文字通り人体(月)の要に当たる部分ですが、四足獣と異なり二本足歩行を余儀なくされていることから、重心が高くなりまた前弯という特殊な弯曲を形成していることから疼痛が生じやすく、一生の内に腰痛を経験する人は80%以上にのぼるといわれています。椎間板や椎間関節に傷みや炎症が生じると腰痛を生じ、腰椎に存在する神経性要素が圧迫されると下肢のしびれや痛みが生じます。
また頚椎部も傷みが生じやすく、椎間板が後方へずれると腰椎部と同様椎間板ヘルニアを生じます。しかし腰椎と異なり、頸椎には中枢神経の一部である脊髄が存在するため手足の麻痺を生じることがあります。また日本人に多いといわれている後縦靱帯骨化症が問題になるのもこの部位です。

腰椎椎間板ヘルニア
腰椎には通常5つの椎骨が存在しますが、これらの椎骨の間には前方に椎間板、後方に左右の椎間関節があり、上下の椎骨を連結しています。前方に存在する椎間板はクッションの役目をしている軟骨の一種ですが、何らかの外力でこの一部分が後方へずれると、下肢へ分布する神経が圧迫され、腰痛や下肢の疼痛、下肢のしびれが生じます。比較的急に発症し、ぎっくり腰の原因の一部を占めます。診断はその経過やいわゆる神経学的所見からなされますが、近年比較的容易に撮影が可能になったMRIを利用するとその診断は容易となります。急性期には安静が治療の主たる方法となり、痛みを押さえるために鎮痛剤や筋肉の緊張を和らげる筋肉弛緩剤を服用するのも良いでしょう。安静や内服薬で症状が軽快しない場合には、リハビリテーション(牽引や温熱療法など)や硬膜外注射、神経根ブロックといった方法で1〜3ヶ月経過を見た後、どうしても症状の軽減が得られない場合には最終的に手術療法の適応となります。
 当センターではほぼ全例、直径18ミリの内視鏡チューブを用いてヘルニア摘出を行っております。手術創も2センチと小さく、術後の創部痛も最小限に抑えられ、入院期間は約7日間となります。

腰部脊柱管狭窄症
脊椎骨の後方部分には脊柱管と言われる神経の通り道が存在します。この通り道が狭くなる病態を腰部脊柱管狭窄症といいます。脊柱管が狭くなる原因には、骨棘の形成、靱帯の肥厚、椎間板の隆起、すべりの発生などいろいろな原因があります。また、腰部脊柱管狭窄症の特徴的な症状として、一定の距離を歩くと足から下腿、大腿にかけてしびれや痛みが出現し、少し前屈みで休憩すると症状が軽快し、また同じ距離を歩けるようになるという間歇性跛行が現れます。しかし自転車では移動が容易であるというのも特徴的な症状です。このような患者さんにはまず、痛みの程度に応じて消炎鎮痛剤の投与や、神経へ分布する血管を広げるよう末梢循環改善剤の内服や点滴、注射を行い、同時に理学療法を始めます。こういった保存治療を行っても症状の改善が得られない場合には手術加療が必要となる場合があります。
 当センターではヘルニア摘出と同様に、直径18ミリの内視鏡チューブを用いて手術を行っており、1ヶ所につき2センチの傷ですみ、入院期間も約1〜2週間となります。

腰椎すべり症
腰椎すべり症は椎骨が前後にずれているために、神経の通り道が狭窄し、腰痛や下肢痛、しびれを引き起こす腰部脊柱管狭窄症の一病態です。すべりの原因は女性に多い変性すべり症と、男性に多い分離すべり症に大別されます。保存的治療は腰部脊柱管狭窄症に準じて行われます。歩行距離が減少し手術的治療が必要になった場合には狭窄症のように神経の通り道を広げる手術だけでは不十分で、異常な可動性が生じているところを動かないようにする固定術が必要になります。当センターでは、固定術を行う際には筋間から進入しスクリューやケージを設置するので従来法と比べ筋肉へのダメージが少なく、小さな傷で行えるため、術後の創部痛も少なく、リハビリテーションも早く行えるという利点があります。

骨粗鬆症性脊椎圧迫骨折
ヒトは加齢により、また特に女性では閉経後からホルモンバランスの変化により骨の密度が低下してきます。骨の密度が基準値以下になると骨粗鬆症という病気になり、容易なことで骨折する可能性が生じます。脊椎は体幹を支持している組織ですので、骨の密度が低下すると軽微な外傷や知らず知らずのうちに脊椎が潰れてきます。これは力のかかり具合から、胸部の脊椎である胸椎や腰椎、その移行部に多く見られ、圧迫骨折といいます。非常に強い痛みがあります。通常は潰れた脊椎は潰れたままの状態で骨が癒合し、少し変形を残す程度で治癒し、疼痛も軽減してゆきますが、一部骨の癒合状況が悪く骨がつかない偽関節という状態になることがあります。この状態で体を前後に曲げてレントゲンで調べてみると、偽関節部分は開いたり閉じたり異常な動きを呈することがあり、いつまで経っても痛みが治まらないという状況を来たします。従来ではいわゆる大きな手術をしていましたが、高齢者にとっては侵襲が大きく、また骨がもろいのでスクリューの脱転やゆるみといった合併症も生じる場合が出てきました。当センターでは出来るだけ金属の使用を最小限にし、骨に親和性の高い骨セメントを用いて、偽関節を生じている部分の固定を行っています。手術中はレントゲン透視装置を用いて安全かつ正確に手技を行えるようにしています。

頚椎症性脊髄症、頚椎椎間板ヘルニア
頚椎は7つの椎骨で構成されており、椎骨の後方には腰椎と同じく脊柱管という神経の通り道が存在します。頸椎の場合は腰椎と異なり、脊柱管の中を通っている神経は脊髄と呼ばれ、脳と同じ中枢神経です。このため、腰椎と同様の圧迫性病変でも異なった症状を呈します。頚椎症性脊髄症とは頚の椎骨(頚椎)に加齢性変化が生じ(頚椎症)、これにより脊髄の症状(脊髄症)を生ずるという意味です。頚椎椎間板ヘルニアは腰椎椎間板ヘルニアと同じ病態ですが、症状が頸椎部と腰椎部では違ってきます。頚椎部の場合は椎間板ヘルニアの場所によっても違いますが、頚から上肢にかけての放散痛(電気が走るような痛み)が典型的で、これは頚を動かすと増強します。また中心部に突出すると頚椎症性脊髄症と同じく脊髄の症状を呈します。脊髄の症状というのは具体的には、手の細かな運動が困難(お箸が持ちにくい、字が書きにくい、ボタンがはめにくい等)になったり、脚が突っ張って歩きにくい、階段を下りるとき足ががくがくする、上肢の筋萎縮、脱力、上下肢および体幹のしびれなど、全身に症状が出現します。頚椎椎間板ヘルニアの放散痛であれば、保存的加療(投薬、安静、リハビリテーション、注射など)で症状が軽減する場合が多いですが、脊髄の症状の場合は徐々に進行する場合が多く、症状の程度により手術が必要になる場合もあります。手術は後方法と前方法の2種類がありますが、それぞれ一長一短があり、画像所見や臨床症状によってどちらを選択するか決めています。
 1ヶ所の頚椎椎間板ヘルニアで後方から摘出可能なケースでは、腰椎椎間板ヘルニアと同じく、直径18ミリの内視鏡チューブを用いて手術を行っており、2センチの傷ですみ、入院期間も約7日間となります。

頚椎後縦靱帯骨化症
頚椎後縦靱帯とは頚椎骨の後方に存在し上下の椎骨と連続している靱帯で脊髄から見ると前方に存在します。頚椎後縦靱帯骨化症とは本来の柔らかい靱帯が骨に置き換わって、徐々に厚さを増し、脊髄を圧迫するという病気です。症状は頚椎症性脊髄症と同じく脊髄の症状が主ですが、この後縦靱帯の骨化は徐々に起こるため症状が出現しにくく、非常に高度に脊髄が圧迫されて、初めて症状が出現する場合があります。症状が軽度な場合には、保存的加療(投薬、安静、リハビリテーションなど)で経過観察していますが、症状が進行性の場合には手術加療の適応となります。当センターでは病巣範囲に応じて前方法か後方法を選択してします。病巣範囲が少なければ、前方法で手術用顕微鏡下に骨化靱帯を摘出する方法を選択し、その存在、範囲が広ければ後方法を選択しています。厚生労働省の特定疾患として認められており、医療費の公費負担を受けることができる場合があります。

担当医師
▼常勤
関 昌彦
・医学博士
・日本脊椎脊髄病学会
 脊椎脊髄外科指導医
・日本整形外科学会
 専門医
・日本整形外科学会
 リウマチ医
業績・論文など詳しくはこちら

 

辻尾 唯雄
・医学博士
・日本脊椎脊髄病学会
 脊椎脊髄外科指導医
・日本整形外科学会
 専門医
 認定脊椎脊髄病医
 認定スポーツ医
業績・論文など詳しくはこちら

 
▼レジデント
中 澤   克 優
KATSUMASA NAKAZAWA
 
臼 井   俊 方
TOSHIMASA USUI
 
山 下   竜 一
RYUICHI YAMASHITA
 
永 田   浩 之
HIROYUKI NAGATA
 

外来担当医表
▼午前外来診察 / 午前9時〜12時 (受付時間 午前8時半〜12時)
 
整形外科 一診
(初診・再診)
- - 辻尾唯雄 辻尾唯雄 - -
一診
(再診・紹介・希望初診)
関昌彦 小林章郎 - - 関昌彦 辻尾唯雄
二診
(初診・再診)
安藤佳幸 岩切健太郎 中澤克優 安藤佳幸 永田浩之 岩切健太郎
三診
(初診・再診)
臼井俊方 星野雅俊 山下竜一 - 臼井俊方 中澤克優

▼午後外来診察
 
骨粗鬆症外来
(※1)
- - - 星野 雅俊
[第3週]
- -
骨粗鬆症・股関節外来(※2) - - - 高岡邦夫
[第2,4週]
- -
※1 受付・診察時間  午後1時半〜午後4時半
※2 受付・診療時間  午後2時〜午後3時

▼夜間外来診察は行っておりません。

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